よみもの

準備OK?
衣替え準備と収納計画 Part1

2023年8月1日公開

暑かった夏もいよいよ後半戦。好きなゆかたや着物と楽しく過ごせましたか?来月は衣替えシーズン。そろそろ夏ものも片付け計画を立てたいところです。綿のゆかたや麻の着物なら、さっぱり自宅で洗ってすっきりしまいたいですよね。夏の汚れをさっぱり落とした後は、気持ち良い収納で来年もまた、気持ちよく袖を通したいですね。

<自宅で洗う>

帯揚げ、長襦袢…
絹素材も安心して洗える

最高級洗剤オブリージュ



正絹の帯揚げや長じゅばんなどを自宅ですっきり水洗いできる、老舗呉服店と洗剤メーカーが共同開発した高級洗剤。水かぬるま湯に所定の量を溶かし、軽く押し洗いしたら、10〜15分浸す。後はすすいで水気を取り、陰干しを。汚れを落とすと同時に繊維を優しく保護。絹のほか、カシミヤや麻などのデリケートな素材も、風合いを保ったままリフレッシュできる。帯揚げの中には色止めされていないものもあるので、まずは試し洗いをするのがお薦め。帯揚げなど、小さいものは少量でOK。試しながら適量を探って。

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最高級洗剤オブリージュ

ゆかたや着物がシワなく洗える

洗濯ネット



袖まで、ぴーんと伸ばせます

着物ハンガー



ゆかたや長じゅばんを自宅で洗って干すときには、袖口までピーンと張らせたいもの。折りたたみ式のハンガーならば、使う時だけしっかり伸ばせて便利。もちろん、着物を着る前や脱いだ後、シワをのばして汗を飛ばすときのも。軽くてシンプルな白い色合いも◎。小さく折りたためて専用袋付きなので、旅先にもお気軽に。

二つ折りで、取り扱い簡単!

スリム折りたたみ着物ハンガー



パタンと二つ折りにするだけで、面倒な組み立てがいらない折りたたみ式着物ハンガー。帯掛け部分のないシンプルなつくりで、たたむとヨコは約34.5cm、タテ約6cm。「帆布の道具入れ」にも余裕で収まる、旅行にも携帯しやすいコンパクトサイズ。アームを伸ばせば、肩から袖まで水平にして掛けることができるため、着物にシワがつきにくく、型崩れしにくい。

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スリム折りたたみ着物ハンガー

<のびのび干す>

さっと広げて、しっかり干せる

「cosine×七緒」シンプル衣桁



北海道の旭川で木を大切にした家具づくりを続ける「cosine」がつくった七緒オリジナルの衣桁。バーの高さは、高い方が190cm、低い方が120cm。高い方は着物や長じゅばん、コートなど、低い方は帯や帯締め、帯揚げ、腰紐などをかけておくのにちょうどいい。組み立て不要なので、箱から出したらすぐに使える。オイル仕上げの無垢な素材は、ナチュラルがメープル材、ブラウンがウォールナット材の2種類。

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「cosine×七緒」シンプル衣桁

着物もゆうゆうかけられるハンガーラック

着物サイズのシンプルハンガーラック スリム



世にハンガーラックは数々あれど、着物を掛けるとなると、高さが足りないなどのストレスが続出。そこで『七緒』編集部が約1年がかりで、着物用に利便性を徹底追究。高さが190cmあるから、身丈165cmの着物もゆったり。付属のバーは支柱の上下2カ所のフックにセット可能で、着つけの準備や脱いだ後の帯を干すなど、目的に合わせて高さが変えられる。細身のパイプにこだわったスマートで圧迫感のないデザインは、マンション暮らしにも◎。組み立ても簡単だ。

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着物サイズのシンプルハンガーラック スリム

風呂敷1枚分の省スペースが自慢

着物サイズの壁立て掛けラック




長押もなければ、大きなハンガーラックを置く場所もない……。そんな悩みに応えて、風呂敷1枚分の広さで置ける超省スペース型のハンガーラックが登場。もちろん、190cmの高さがあるので、着物もゆうゆうかけられる。足はひとつだけという、一見不思議な形だが、壁に立てかけて物をかけるとしっかり安定する。スリム形なので3〜4枚しかかけられないが、着る前や着た後の着物と長じゅばんをかけるくらいなら、逆にちょうどいいと言えるかも。片手でひょいっと持って、着つける場所にらくらく移動できるのもうれしい。フックが2カ所あって、着つけのとき用に腰紐や帯締めをかけたり、ちょっとバッグをかけたり。ふだんは玄関などに置いて、帰宅時に上着をかけるラックとして使用するのもお薦め。

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着物サイズの壁立て掛けラック

<日々のお手入れ>

日々のお手入れはこれだけで

「かなや刷子」カシミヤ用ブラシ




しなやかな豚毛を2段植毛した「かなや刷子(ぶらし)」のカシミヤ用ブラシは、着物にも優しい名品。静電気で吸い寄せられたホコリや汚れも、サッと払うだけですっきり落とすことができる。持ち手も握りやすい形状で、紐付きなので引っ掛けて収納しておけるのも使いやすいポイント。

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「かなや刷子」カシミヤ用ブラシ

脱いだらさっとなでるだけ

大久保信子流お手入れ布団




着物や長じゅばんの袖口や衿に付いた皮脂やファンデーションなどの汚れを落とすときに、大久保さんが愛用しているのが、別珍(綿製のビロード)に綿を詰めたお手入れ用の小布団。着物を脱いだあと、汚れが気になる箇所を小布団で軽く4、5回こするだけで、軽い汚れなら目立たなくなるという。「ポイントは、表地に別珍を使っていること。綿素材の別珍は、ほかの素材に比べて汚れを取りやすいんです」。皮脂汚れのほかに、静電気で裾にまとわりついたほこりも吸い取ってくれる。小布団は、持ったときに手にちょうどよくフィットする大きさ。別珍に適度なハリが生まれるように、中に詰める綿の量にもこだわった。脱いだあとにこまめにケアをして着物や長じゅばんの衿や袖の汚れを落としておけば、着るたびに半衿を付け替える必要もなし。

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大久保信子流お手入れ布団