2023年12月21日公開
慌ただしかった1年ももうすぐ終わり。
今年はたくさん着物を着られましたか?
2023年、「こまものや七緒」のベスト10を紹介します。
年末のお買い物計画にもどうぞ。
「cosine×七緒」シンプル衣桁
今年も堂々の第一位!北海道の旭川で木を大切にした家具づくりを続ける「cosine」がつくった七緒オリジナルの衣桁。バーの高さは、高い方が190cm、低い方が120cm。高い方は着物や長じゅばん、コートなど、低い方は帯や帯締め、帯揚げ、腰紐などをかけておくのにちょうどいい。組み立て不要なので、箱から出したらすぐに使える。オイル仕上げの無垢な素材は、ナチュラルがメープル材、ブラウンがウォールナット材の2種類。
桐オープンシェルフ
たんすや衣装ケースの引き出しに着物を収納すると、下のほうの着物を引っ張り出すのが面倒で、つい上に重ねた着物ばかりを着てしまいがち。その点、オープンシェルフなら全体が一目でわかり、着たい着物もさっと取り出せる。畳紙がスッキリ入る奥行44cmにリニューアルし、ますます使いやすく。シェルフのサイズは幅約100cmと75.4cmの2種類。各段の高さは約15cmで、畳紙に入れた着物なら5〜6枚入る。ネジの位置を変えれば棚の高さの調整も可能。非常に軽い桐きり素材なので、設置場所を変えたいときや高い場所にのせたいときには移動も簡単だ。移動がらくな専用キャスターとの併せ使いもおすすめ。
すなおさんの何通りにも使える帯揚げ・帯留め・三分紐セット
週に5日は着物で過ごすすなおさんが、夏のお出かけが楽しくなる帯揚げ・帯留め・三分紐の3点セットを商品化。帯揚げは、すなおさんの経験から、夏着物で出番の多い「最強の4色」を、相性のいい2色の染め分けに仕上げた。染め分けなので、単色だけでなく、中央の白のぼかし部分を出したり、左右に色を振り分けたりと、1枚あれば何通りにも楽しめる。京七宝の帯留めは、明治の文豪も愛したクリームソーダやメロンソーダの柄がレトロな雰囲気を演出。細い線で描かれたモチーフの存在感が強すぎず、どんな帯にもなじんで使いやすい。帯揚げは絽目(ろめ)が細かく、 盛夏だけでなくひとえの季節にも。生地にハリがあり、シワになりにくい。水縹×銀鼠は、クリームソーダの帯留めと銀通しの三分紐との3点セット。梔子×若葉は、メロンソーダの帯留めとクリーム色の三分紐との組み合わせ。
桐洋風チェスト(二つだたみ用)シンプルタイプ
シンプルなと手ごろな価格で調湿と防虫効果を期待できる総桐製のチェスト。1段、3段、6段と、生活スタイルに合わせて選べ、それぞれスタッキングできるので、着物が増えたら足すこともできる。着物用の100.5cm幅は、二つだたみ用畳紙がぴったり入る長さ。着物をのびのびと収納することができる。6段タイプの最上段は小物の収納に便利な小引き出しとなっている。ナチュラル、ブラウン、モカの3色。
トランク型衣装ケース 4個組 専用ラック
取っ手が付いて、中身が見えやすい「トランク型」の衣裳ケースを、使いやすいように、編集部と新潟・燕三条のメーカー「ホクリク総業」がつくったオリジナル専用ラック。両サイドのフレームを溶接で一体化したことで強度を高めているので、ぐらつきも少ない。キャスター付きなので、移動もラクラク。連結して2段重ねで使っても。一つの衣裳ケースに最大6〜7枚入るので、たとえば、「紬(つむぎ)」や「小紋」「木綿」など、ジャンル別に分けるのもお薦め。季節も分けておけば、更衣(ころもが)えもケースを移動するだけ。
大久保信子流レース袖半じゅばん
「絹紅梅や麻などのカジュアルな夏着物なら、素肌にこの半じゅばんと裾よけをつければベースメイクは完成。レースがたっぷりあるので透けてもかわいいわよ」というのは、着物スタイリストの大久保信子さん。身頃は綿麻のワッフル素材。「肌離れがよく着心地がいいの。季節に合った半衿を付ければ、夏以外も一年中着られます」(大久保さん)大人気のベストセラー商品だが、今年度、より使いやすくリニューアル!
着物サイズのシンプルハンガーラック スリム
世にハンガーラックは数々あれど、着物を掛けるとなると、高さが足りないなどのストレスが続出。そこで『七緒』編集部が約1年がかりで、着物用に利便性を徹底追究。高さが190cmあるから、身丈165cmの着物もゆったり。付属のバーは支柱の上下2カ所のフックにセット可能で、着つけの準備や脱いだ後の帯を干すなど、目的に合わせて高さが変えられる。細身のパイプにこだわったスマートで圧迫感のないデザインは、マンション暮らしにも◎。組み立ても簡単だ。
「サラサ・デ・サラサ×七緒」極上ブラワンピース
フェミニンな女性らしいデザインと機能性を兼ね備えた着物ランジェリーとして定評のある「サラサ・デ・サラサ」から、ブラジャーと肌着が一体化したワンピース型の和装スリップが新登場。身頃、裾部分ともに、肌に優しい最高級綿「超長綿」を使用し、汗をかいてもべとつかず、さらりとした肌触り。三重構造になった前布は、汗をしっかり吸収、バストを締めつけることなく優しく胸まわりをホールドしてくれる。体のラインを美しく見せる立体裁断で、ウエストまわりもすっきり。長じゅばん下としてはもちろん、ゆかた下として一枚着れば準備OKだ。肌に一番近い肌着こそ、肌触りと着心地満点の極上の一枚をいかが?
「増田桐箱店×七緒」桐小物引き出し
着物や帯を収納するたんすは多いけれど、意外に見つからないのが小物用の収納箱。帯揚げも帯締めも、そして帯留めも、1カ所にコンパクトにまとめて収納できたらコーディネートを考えるときにも便利なはず。そこで考えたのが、帯揚げの幅にジャストサイズの引き出しが3段付いた桐の小物専用収納箱。引き出しには、帯揚げを丸めて並べても、畳んで並べてもよし。もちろん、帯締めも三ツ折りすれば気持ちよく収まる。専用の仕切り板を使用すれば、帯揚げも立てて収納でき、シワ知らず。手持ちの小物が一目瞭然で把握できるのもうれしい。さらに引き出しにピタリとはまる専用の帯留めケースも考案した。
「Saku Saku+×七緒」ふぁんじゅスリップ
これ一枚で肌着、裾よけ、長じゅばんを省け、紐も減らせる。Tシャツ形半じゅばん「ふぁんじゅ」に、待望のスリップタイプ版だ。「裾を長くした上下一体型があれば、着つけがさらにラクになる、との愛用者の声で製品化しました」と考案者・須賀凌子さん。
半衿部分に市販の差し込み芯を通したら、後は着るだけ。和裁士としての腕を生かしたと須賀さんが胸を張る通り、繰り越しがきちんと計算されており、自然に衣紋(えもん)が抜ける。しかもどんなに動きまわっても衿合わせはくずれず、きれいなまま。当然、着物も着くずれしにくい。