2023年10月7日公開
「雨コート、そろそろ一枚ほしいけれどどれを選んだらいいか分からない!」という"雨コート迷子"さんは必見。
機能性も見た目の美しさも兼ね備えた、人気の雨コート4選をご紹介します。
こんな便利なコートが一枚あれば、雨の日のお出かけも待ち遠しくなりそう。
「おとづき商店×七緒」スマート雨コート(セットアップ)
一生愛せる雨コートを。そんな願いをプレタでかなえたのがこの二部式。まず注目したいのは、シルエットの美しさ。ヒミツはコート下前の衿に付けた長い紐。これを胴に巻くことで下前が体にぴったりフィット。裾すぼまりのきれいな着姿は"おあつらえ級"との呼び声も高い。また振りが閉じているので袖の長さに関係なく着られ、二部式だから裾丈の調整が簡単に。裾よけを着物の丈に合わせて微調整できるので、着物の裾が長かろうと短かろうと自在に対応できるのが頼もしい。撥水(はっすい)加工をほどこした生地で、強い雨もガード。携帯用ポーチ付き。
「たかはしきもの工房」選べるきもの用レインウェア UI/雨衣 キコ
着るタイプ「キコ」はさっと羽織れる上着。お太鼓結びにするか半幅帯を結ぶかで、胴まわりのサイズは違うので、どちらの場合もレインウェアを体にぴったり添わせられるように、身頃の合わせは衿に付いている紐で調節。身幅をたっぷりと取ってあるので、上前が風にあおられても、下前が着物をしっかりとガード。衿をしっかり立てておけば、着物の衿が濡れることもない。袖口は水が入らないようにゴム仕様になっているが、ゴムを取り外して着ることもできる。生地にはアウトドア用の防水素材を採用。そして何よりも驚くのが、上下合わせてわずか200gという軽さ。ポーチに入れておけば、バッグの隅にあってもまったく邪魔にならない。万が一のお守りとしても携帯したい。
同じシリーズで、裾除け型の「マコ」、もんぺ型の「ハコ」もあり。上下セットアップで着用すれば大雨の日も安心。
「おとづき商店×七緒」プレタ二部式雨コート
「おとづき商店」の雨コートは、和装コートの専門メーカーが手がけただけあって、肩裏の肩すべりと呼ばれる裏地や、前身頃に前下がりを付けた美しいシルエットなど、こだわりが隅々に。改まった装いにも似合う菱衿で、全身がバランスよく見えるように衿あきを吟味。身八つ口と振りが閉じているので雨だけでなく、防寒にも威力を発揮してくれる。丈の調節が自在な裾よけとのセットなので、裾まわりの汚れ対策も万全。遠目には無地に見える万筋を織り出したポリエステル素材は、着物ならではの落ち感が出るよう特殊な加工をほどこし、美しいシルエットを実現。ハリがあるからシワになりにくく、ラクにきれいにたためる。携帯用ポーチ付き。
「井登美」一部式雨コート
男女兼用の雨コートゆえ、中性的なシルエットで色使いもダークで落ち着いた印象。甘すぎるのは苦手という人でもすんなり袖を通せそう。衿を立てて着れば、着物の衿まわりを完全にカバー。大雨でもシャットアウトしてくれる。激しい風雨に見舞われても、下前にある比翼風の内布を上前内側のボタンにかければ、裾がはだけて着物を濡らすこともない。上前と下前は大きなボタンで留めるので、洋服感覚で着用できる気安さも◎。