季節のおすすめ

2700円以下の小さな力持ち

あまり派手ではないけれど一つあると心強い、縁の下の力持ち的存在。
「あと数百円で送料無料! 」というときにもうれしいアイテム、揃えました。

収納・お手入れ編

「米田進栄堂」採寸メジャー(鯨尺/センチ)

鯨尺?センチ?もう迷わない

鯨尺とセンチの両方で測れるメジャー。鯨尺とは、江戸時代から反物を測るときに使われてきた和裁用の物差しのこと。現代の生活では目にする機会はあまりないが、着物の世界では今も現役。リユース店などで鯨尺で寸法を言われてピンとこなかったという人もいるのでは?

このメジャーは、表と裏にそれぞれの単位が刻まれていて、両方のサイズがすぐにわかる。最大2mまで測れるので、身丈もすぐに確認できる。

「たかはしきもの工房」たびすけ

このサイズが洗いやすい

足袋のひどい汚れは、洗濯機ではもちろん手洗いでもなかなか落ちない。足袋洗いに特化したスポンジのたびすけは、特殊な形状をした繊維が足袋の汚れをかき出して落とす。ゴシゴシと力を入れなくても、軽い汚れなら洗剤なしですっきり。足袋底の頑固な汚れも、固形せっけんを付けてから優しくこするだけ。足袋形のデザインは手にフィットして握りやすく、かわいらしいだけでなく機能的。

大久保信子流お手入れ布団

脱いだらささっと

着物を脱いだ後は、着物や長じゅばんの袖口や衿、裾に付いた汚れをお手入れ布団で落とすことをルーティンに。お手入れ布団は別珍(綿製のビロード)に綿を詰めたもので、別珍が皮脂やファンデーションな
どの汚れ、静電気で裾にまとわりついたほこりを吸着してくれる。4〜5回なでるだけで軽い汚れなら目立たなくなる。小まめにケアしておけば、着るたびに半衿を付け替える手間も少なくなるかも。

房カバー20個組

小さいけれど力になります

体の脇からちらりとしか見えないが、意外に存在感があるのが帯締めの房。房がもつれてぼさぼさになっていると、思っている以上に目立ってしまう。蒸気を当ててのばせば直るが、なかなかそれも面倒。ならば、ぼさぼさになる前に、房カバーでガードしておこう。透明のプラスチック製カバーを、房部分にくるりと巻き付けるだけで、房のもつれを防ぎ、美しさをキープしてくれる。

「たかはしきもの工房」衿之助

意外と気になるあのシワに

着物ハンガーに着物を掛けたとき、衿部分にシワが寄るのが気になったことはないだろうか。一般的な着物ハンガーはフックと本体を紐でつないでいるため、紐が衿に当たってそこにシワが寄ってしまうのだ。そのシワを防ごうとつくられたのが、この衿之助。使い方は、フックの上から紐を覆うようにして装着するだけ。幅広で高さもあるので、広衿にもバチ衿にも対応できる。

スリム折りたたみ着物ハンガー

袖口までぴーんと

着物を着る前にシワをのばしたり、脱いだ後にブラシでほこりを払ったりと、あると便利なのがアームを伸ばせる着物ハンガー。肩山と袖山を水平にして掛けることができるので、袖口まで生地をぴーんとのばせる。着物にシワがつきにくく型崩れも防いでくれるから、木綿の着物やゆかた、長じゅばんなどを洗って干すときにも便利。コンパクトに折り畳めて軽くて丈夫なので、旅先にも気軽に持って行ける。

着つけ用品編

大久保信子流最強の腰紐

ゆったり長さの Lサイズも

これまでいろいろな素材の腰紐を試してきた着物スタイリストの大久保信子さんが、「これが最強」とたどり着いたのが、新モス素材の腰紐。新モスとは、さらしよりも細い綿糸で織られた木綿布のこと。滑りにくいため締まりが良く、一度締めると緩みづらい。歌舞伎の重い衣裳の着つけにも使われるほど。滑りやすいやわらかものやポリエステルの着物にも、新モスの腰紐ならば安心。一目で中心がわかる刺繍付き。

衣装敷 ハーフ

この大きさがちょうどいい

着つけのとき、足元の汚れやほこりから着物を守ってくれる衣装敷。180×100cmのサイズが一般的だが、部屋に衣装敷を広げられるスペースがなく、半分に畳んで利用している人も多いのでは?衣装敷 ハーフは、その名のとおり通常の衣装敷の半分ほどのサイズ(100×75cm)。自宅はもちろん、旅先のホテルや稽古先など、限られたスペースでも着つけや着替えができるので、1枚あると便利。

着つけヘラ 2本組

バッグに入れていつでもきれい

着つけ師や着物スタイリストなど、着物のプロも現場で愛用している着つけヘラ。着つけの最後におはしょりを整えたり、帯揚げや帯枕の紐を帯の中に押し込んだり、胸元のシワをのばしたり、なにかと重宝する。大小2本セットなので、大きい方は自宅用、小さい方は携帯用としてバッグに忍ばせておけば、外出先での写真撮影などでも活躍する。おおよその寸法を測れる目盛り付き。

極薄衿芯

衿まわりが優しい印象に

半衿が体に沿うようになじむ衿元が好みだという大久保信子さんが、差し込みタイプの衿芯を使いたいという人に薦めているのが、極薄タイプのプラスチック製衿芯。硬くて厚い衿芯に比べてよくしなるため体に沿いやすく、衿元が主張しすぎないので首まわりがすっきり見える。より衿元をなじませたいという人は、この衿芯を3分の1くらいにカットして、首の後ろにだけ入れても。たっぷり使える極薄衿心6枚組と、便利な4枚組+白半衿のセットをご用意。

極薄衿芯

もう縫い物をしなくていい!

半衿付けが苦手という人にぜひ使ってほしいのが、半衿付け専用の両面テープ。生地に負担をかけにくい優しい粘着力ながら、しっかり手早く半衿を付けられる。半衿付けに裁縫用両面テープを使っている人も少なくないが、粘着力が強く、剝がすときにのりが残り、生地を傷めてしまうことも。一方、貼り替える前提でつくられている専用テープなら、跡残りもなくきれいに剝がせる。

着物クリップ3個組

着つけのときに頼りになる

帯を結ぶときの仮留めや着物と長じゅばんの衿の調整など、着つけには欠かせない便利アイテム。布に当たる部分はゴムでカバーされていて当たりがやわらかく、デリケートな生地に使っても安心。雨の日の着物でのお出かけでは、雨コートの下で着物の裾をたくし上げるのにも重宝する。外出先でのトラブルに備えて、常にバッグに忍ばせているという人も。探すと意外に見つからない、シンプルな色と形もうれしい。

よみもの – こまものや七緒 オンラインショップ