あの人の愛用品

あの人の愛用品/すなおさん

「夏用の小物、どんなものを選べばいいのか悩み中……」
そんなときに役立つ、着物好きが愛用する便利アイテムを教えてもらいました。

着つけ講師・すなおさんの場合

悩みがちな夏の小物、これさえあれば大丈夫

すなおさんの何通りにも使える帯揚げ・帯留め・三分紐セット(夏用)

週に5日は着物で過ごすすなおさんが、夏のお出かけが楽しくなる帯揚げ・帯留め・三分紐の3点セットを商品化。

帯揚げは、すなおさんの経験から、夏着物で出番の多い「最強の4色」を、相性のいい2色の染め分けに仕上げた。水縹(みはなだ)× 銀鼠(ぎんねず)は、「実は色選びが難しい」という水色の中から明度の高い水縹を選び、ブルー系の着物と相性のいい銀鼠を組み合わせた。ビタミンカラーの梔子×若葉は、引き算カラーの多い夏着物の差し色にも。染め分けなので、単色だけでなく、中央の白のぼかし部分を出したり、左右に色を振り分けたりと、1枚あれば何通りにも楽しめる。

京七宝の帯留めは、明治の文豪も愛したクリームソーダやメロンソーダの柄がレトロな雰囲気を演出。細い線で描かれたモチーフの存在感が強すぎず、どんな帯にもなじんで使いやすい。暑いと着物を着るのをちゅうちょしてしまうが、こんな小物があれば、お出かけが待ち遠しい。

3シーズン使える定番の小物セット

すなおさんの何通りにも使える帯揚げ・帯締めセット

同系色の帯揚げと帯締めのセット。リバーシブルの帯締めは、締まりのいい定番の冠組(ゆるぎ)。蜀江(しょっこう)文の地紋入りの帯揚げは華やかで、程よいハリがあり、結び目もきれいに出る。袷(あわせ)からひとえの3シーズン、カジュアルにもきちんとしたいシーンにも活躍。

頼れる相棒、私の場合 よみもの一覧

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●引用元
七緒vol.74号(プレジデント社)

●スタッフクレジット
撮影=松本のりこ、石川奈都子、中林正二郎(snow)
文=油科真弓