座談会

【座談会/後半】狭いスペースでも、ストレスフリーな〝着物の収納〟はどんなもの?

立派な和ダンスもない(置きたくない)、広い衣裳部屋があるわけでもない、そんな住宅事情でも、ストレスフリーの収納はできる? 肌着に続いて、こまものや七緒ユーザー3名に聞いてみました。着物もよく着る3人、それぞれに収納の工夫があるようで……。

見た目と素材にこだわった、気持ちのいい収納を目指したい!

収納の工夫を考える際、大切なのは「見た目」と「使いやすさ」のバランス。限られたスペースを活用しつつ、ふだんに着物を楽しむための工夫ができたら素敵ですよね。着物好きの方々は実際にどうされているのか? 見た目よく着物を収納するコツをお伺いしました。

Aさん
Aさん

私は収納スペースが足りなくて、ふだんは洋服用の衣装ケースに畳んで入れているんです。でも、どうしても見た目がプラスチックっぽいのが気になって…。もっとおしゃれに収納できたらなと思っています。

Cさん
Cさん

プラスチックの衣装ケースって便利だけど、見た目の部分で物足りなさを感じること、私もあります。でも、ふだん着る着物を扱いやすいのはいいところなんですよね。

<ふだん着物なら、見やすさや取り出しさを優先したい>
●「フィッツ」押入れ収納シリーズ

Aさん
Aさん

そうなんです。礼装用の着物はたとう紙に入れて桐箱で保管していますが、ふだん着るものは衣装ケースの方が手軽で。今日は洋服にしようか、着物にしようか、気軽に選べるスタンスでいたいんですよね。

Bさん
Bさん

一目でどれがどれか分かるのは、日常的に着物を楽しむ上で大切ですよね。

Cさん
Cさん

おしゃれな収納にこだわると、収納を見るたびにワクワクしそうですよね!Aさんのおしゃれな収納って、どんなイメージですか?

Aさん
Aさん

一目でわかることはもちろんなのですが、素材感にもこだわりたいですね。私は、ふだん活用しているのがアンティークのトランクです。革製のトランクを使って一式まとめています。お正月用の着物とかイベント用のコーディネートを入れておくと、使うときにトランクごと移動できて便利なんですよ。

Bさん
Bさん

トランクを使うなんて素敵ですね!収納もできて、移動も楽。まさに一石二鳥じゃないですか。

Aさん
Aさん

そうなんです。家の中で鏡のある部屋にトランクごと持っていって、コーディネートを考えるのが楽しみなんですよ。機能的でもあり、おしゃれでもあるのがポイントですね。長年愛用しています。

Cさん
Cさん

トランクの活用方法、すごく勉強になります。ふだん使いの着物と礼装用の収納方法を分けるというのも良いですね。

リノベーション&小物使いで実現!着物専用スペースの工夫

「着物専用の収納スペースがあったらいいな」そんな憧れを叶えた方の工夫をお聞きしました。掛ける収納やたとう紙の活用法、さらには小物収納のアイデアまで、参考になるポイントが盛りだくさん。

Aさん
Aさん

Bさんは、収納スペースをどんなふうに工夫されているんですか?

Cさん
Cさん

北海道に引っ越したときに、リノベーションで着物専用のスペースを作りました。ふだんよく着るものは5、6着ほど掛けて収納していて、それ以外のものは「七緒」で購入した紐のないたとう紙に入れて棚に積んでいます。これ、手前のたとう紙を見れば中身がわかるので、すごく便利なんですよ。

<紐がないので、開け閉めのストレスなし>
⚫︎「米田進栄堂」無地紐なし畳紙10枚組

Bさん
Bさん

紐のないたとう紙はいいですね。普通のたとう紙だと紐を結ぶ手間がありますし、頻繁に出し入れする人にはぴったりですね。

Aさん
Aさん

帯締めや帯揚げなどの小物はどうされていますか?

Cさん
Cさん

帯留めは100均のアクセサリーケースを使って仕分けしています。帯締めは偶然見つけた筋子の木箱に入れているんです。これがサイズぴったりで!見た目にも味があるので気に入っています。

Bさん
Bさん

筋子の木箱なんてユニークですね!ぴったりサイズの収納箱って意外と見つからないので、素敵なアイデアですね。

<ごちゃごちゃしがちな帯留め、こんなケースで整理しても>
⚫︎「増田桐箱店×七緒」帯留めケース

Cさん
Cさん

あとリサイクルショップで見つけたハンガーも活用しているのですが、帯締めを掛ける収納ってありでだと思いますか?

Bさん
Bさん

掛ける収納、私はありだと思います。お気に入りの着物のインスタグラマーさんは、壁面収納をDIYして帯締めや帯揚げを色別に見せる収納にされていました。ただ、日焼けや汚れには気をつけたほうがいいかもしれませんね。

Cさん
Cさん

押入れの壁にタオルハンガーのようなものを取り付けるのもいいかなと思っています。

Bさん
Bさん

いいですね!光が入りにくい押入れなら日焼けの心配が減りますし、すぐに取り出せるので便利ですね。

Aさん
Aさん

収納の工夫次第で、もっと着物を着るのが楽しくなりそうですね。いろいろ試してみたくなりました!

季節と頻度で整理整頓! 使いやすさ重視のストレスフリー収納

効率のよい収納も、着物ライフを快適にするためのポイント。ここでは和室を活用した収納アイデアや小物を傷めずに保管する工夫など、実用的なテクニックが詰まった実例をご紹介します。

Aさん
Aさん

Bさんは、収納スペースをどんなふうに工夫されているんですか?

Bさん
Bさん

私は和室を自分の部屋にして、その中に着物専用のスペースを作っています。週3〜4回は着物を着るので、着付けと収納の場所を一緒にすることで、移動や探し物のストレスをなくしているんです。

Aさん
Aさん

その工夫、すごく参考になりますね。具体的な収納方法を教えてください!

Bさん
Bさん

まず、季節外の着物や礼装は桐の衣装箱にしまっています。日焼けが心配なものは、不織布の着物ボックスに入れて保管しています。今使う季節の着物はたとう紙に挟んで桐箱の上に積んでいるんです。たとう紙の紐を結ばずに中身が見えるようにしているので、選びやすくて便利なんです。

<使う頻度の少ない着物は、桐の衣装箱が安心>
⚫︎「増田桐箱店」桐の衣装箱

Aさん
Aさん

紐を結ばなくて良いのは手間が省けますね!出し入れが楽そうです。

Bさん
Bさん

そうなんです。たとう紙ごと引っ張り出せるから、下の方にある着物も簡単に取り出せますよ。季節に合わせて「一軍」「二軍」を入れ替えているので、よく使うものがすぐ手に届くんです。

Cさん
Cさん

桐のかっちりした収納と取り出しやすい収納を組み合わせているんですね。小物の収納はどうされていますか?

Bさん
Bさん

物は無印良品のプラスチック引き出しを活用しています。帯締めはクリアファイルを10等分にカットして丸め、それをゴムバンドで留めています。直接ゴムを使うと経年劣化で汚れが着物に移ることがあるので、ファイルで巻くようにしているんですよ。結んで収納すると結び跡がついてしまうのですが、この方法ならきれいに保管できるのでおすすめです。

<桐の引き出しも、軽くて便利>
⚫︎「増田桐箱店×七緒」桐小物引き出し

Aさん
Aさん

なるほど!それならコンパクトに収納できて、帯締めも傷みにくいですね。

Cさん
Cさん

確かに。私も帯締めの収納を見直してみようかな。引っ越しが多い織田さんならではの工夫ですね。

Bさん
Bさん

引っ越しで限られたスペースを効率よく使う必要があったのがきっかけです。収納のコツは、使う頻度や季節に合わせて配置を見直すこと。着物を着る回数が多いので、ストレスのない収納を考えています。

着物を気軽に着るためには、収納は大切なポイント。今回ご紹介した工夫には、限られたスペースを有効に使いながら、見た目と使いやすさを両立させる着物好きならではのアイデアが満載でした。収納を見直すことで、着物を楽しむハードルがぐっと下がりそう。ぜひご自身に合った収納テクニックを取り入れてみてくださいね。


座談会のよみものはいかがだったでしょうか?
ここが興味深かった!もっとこの辺を知りたい!など、ぜひ、アンケートにご協力いただけますと嬉しいです。

今後も着物生活がより楽しくなるコンテンツをお届けしていきたいと思っております。
引き続き、こまものや七緒をよろしくお願いいたします。

よみもの – こまものや七緒 オンラインショップ