着物でのおでかけも楽しい季節。
だけど、じっとり不快な汗も気になりだしてくる。
こんな時期は、じゃぶじゃぶ洗える肌着や長じゅばんに頼りたい。
脱いだら、洗濯機へポイッ!
天然素材で肌触りが気持ち良いのも、重要ポイントですよね。
〈うそつきじゅばん、半じゅばんの部〉
すぽっと被るだけ。
Tシャツ型長じゅばん
「Saku Saku+×七緒」ふぁんじゅスリップ
これ一枚で肌着、裾よけ、長じゅばんを省け、紐も減らせる。Tシャツ形半じゅばん「ふぁんじゅ」に、待望のスリップタイプ版だ。どんなに動きまわっても衿合わせはくずれず、きれいなまま。当然、着物も着くずれしにくい。 本体の素材は綿100%。細めの糸を使ったシルクのような風合いで、肌触りはなめらか。裾さばきもよく、軽快に歩ける。体にフィットする形状なので、ふくよかな人はワンサイズ上を選ぶと安心。
着物の下は、これだけで。
スラリを実現、半じゅばん・裾よけ
・大久保信子流レース袖半じゅばん
・縦絽裾よけ
・裾よけ 梅鼠
大久保信子流レース袖半じゅばん
汗ばむ春先から夏にかけて意外に煩わしいのが下着の問題。着物スタイリスト・大久保信子さん開発の半じゅばんは、着るだけで体のベースメイクができる優れもの。美しいバストラインをつくるバチ衿の形や、衣紋(えもん)を抜きやすい後ろが長めの丈など工夫が隅々に。身頃のワッフル素材は吸湿性も抜群。半衿が直接縫い付けられるから、肌じゅばんと長じゅばんの両方の役割を果たしてくれる。豪華なレースの筒袖は着物の袖丈に関係なく着られ、アンティーク派にも好評だ。
大久保信子流縦絽裾よけ
着物スタイリスト・大久保信子さん開発の縦絽裾よけ。天然素材を再生したキュプラの縦絽を採用。風通しがよく、裾さばきもよい。さらし部分が幅広く、両端が大きな台形をしている。そして紐の位置も少し下。「三つの効果でお尻と下腹を持ち上げて支えるから、腰まわりがスマートになるのよ」と大久保さん。持ち上げたあとの余分なさらしは、折り返して紐で結べば、おなかまわりの適度な補整になる。
大久保信子流裾よけ 梅鼠
半じゅばんの下で、裾よけ一枚でも過ごせるよう、開発されたのがこの一枚。スラリと着られる機能はそのままに、色はシックで大人っぽい梅鼠色。「これなら、ちらっと裾が開いて見えても、肌着っぽく見えないのよ。すこしだけ、梅色を感じさせるのがポイントね」(大久保さん)。さらしの下部分は滑りのいいベンベルグ。裾の折り返しを長く取っているため、重みでストンとたれ、裾さばきも抜群。
〈肌着の部〉
肌触り、最上級。
ブラ付きワンピース
「サラサ・デ・サラサ×七緒」極上ブラワンピース
ブラジャーと肌着が一体化したワンピース型の和装スリップ。身頃、裾部分ともに、肌に優しい最高級綿「超長綿」を使用し、汗をかいてもべとつかず、さらりとした肌触り。三重構造になった前布は、汗をしっかり吸収、バストを締めつけることなく優しく胸まわりをホールドしてくれる。体のラインを美しく見せる立体裁断で、ウエストまわりもすっきり。長じゅばん下としてはもちろん、ゆかた下として一枚着れば準備OKだ。肌に一番近い肌着こそ、肌触りと着心地満点の極上の一枚をいかが?
1枚で、3役。
和装ブラも補整も汗取りも
「たかはしきもの工房」補整肌着くノ一麻子
肌ざわりのいい綿楊柳(ようりゅう)で麻綿を挟んだ、汗取り兼補整肌着。一見暑そうだが、天然繊維で最も吸湿・放湿性に優れる麻綿が汗を素早く吸って蒸発させるため、ムレにくく着心地はサラリ。脇と背中には吸水性のある防水布がほどこされ、着物への汗移りを防ぐ。幅の広さと取り付け位置にこだわった胸紐が生む、補整機能も特筆モノ。Cカップ程度までなら、身頃で胸を包んで紐で結ぶだけで、ブラをせずともバストラインが整う。胸と背中にはポケットがあり、タオルを入れるなどしてさらなる補整も可能。麻綿は空気の膜をつくるため冬は防寒肌着にもなる。
サラリ麻が気持ちいい。
汗ばむ太ももまわりが快適に
「たかはしきもの工房」補整肌着くノ一麻子
夏向きの麻の肌着類は、さらりとした肌ざわりで涼しさバツグン。京都の老舗メーカー「大原商店」ではさまざまなアイテムがそろう。麻のステテコは、手もみ楊柳(ようりゅう)で風合いがよく、肌当たりもやわらか。ウエスト位置が低めで、脚まわりはゆったりしたつくりになっている。クロッチ(股布部分)が付いて足の開きも楽だ。丸洗いできて乾きが早く、縮みもほとんどない。