季節のおすすめ新商品

真夏限定のお楽しみ

お祭りや縁日、イベントのお誘いも
ちらほら聞く今日この頃、真夏の準備はOKですか? 
さらりと着たい古典柄のプレタのゆかた、
袖からちらり、おしゃれな長襦袢…。
期間限定、真夏だけのお楽しみをどうぞ。

大人のゆかたとしても、 ひとえとしても

●東レセオα「kifkif きもの」(反物)

通気性があり、涼しく、自宅で洗える東レセオα。スタイリスト・大川枝里子さんが手がけたのは、ゆかたとしてはもちろん、ひとえの季節にも活躍する2柄。落ち着いた雰囲気で、大胆な柄から無地まで、どんな帯にも合わせやすい「楓」は、「ぜひ半衿を付けて着物として楽しんでもらいたい」と大川さん。花柄ながら、シャープな花弁と葉で甘さを程よく抑えた「薊(あざみ)」は、ぜひ大人のゆかたに。

さらっと蒸れにくい
自宅で洗える爽竹長じゅばん

●東レセオα「kifkif きもの」(反物)

消臭・吸湿性・抗菌性に優れた天然の竹繊維が、夏の不快感を軽減。軽やかでふんわりとした風合いは、肌当たりも◎。ちらりとのぞくシャーベットカラーの涼やかなグリーンとパープルは、差し色を採り入れたい人に。グレーは表の生地を邪魔しない万能選手。自宅で手洗いが可能なのもうれしい。

夏に間に合う、仕立て上がり

●丸久商店 注染のゆかた

注染は、生地にのりを付けて柄に沿った防染部分をつくり、染め液を注いで染め出す染色方法。生地の両面が染まるため、ゆかたの裾が風でひらりと返って裏が見えたときにも、染めの美しさを感じることができる。

<アザミ>落ち着いたグレーと、染め抜かれたモダンなあざみの柄が、大人の可憐(かれん)さを引き立てる。生地には、タテ糸、ヨコ糸に一定間隔で太い糸を織り込むことで、格子状の凸凹を織り出す「紅梅」を使用。綿100%ながら肌に触れる面が少なく、涼やかで透け感がある。
<小撫子>通気性のいい綿絽のゆかた。絽とは絽目と呼ばれる細かい穴をつくる織り方で、乱絽は絽目を不規則に入れたもの。透け感があるのが一般的だが、柄のおかげでさほど気にならない。半衿や足袋を合わせて夏着物風にしても。カジュアル感を抑えた夏の装いを楽しめる。
<桔梗>「刷毛目茶紬」という先染めの生地。3種のゆかたの中で最も透け感がない。その名の通り、刷毛で塗ったような風合いが美しい。古典的な柄行きながら、藍と墨の地色で甘さが抑えられ、洗練された印象に。夜遊びにも似合う、大人のゆかたスタイルが完成。

どんなスタイルにも合わせやすい
表情豊かな半幅帯

●「OLN」半幅帯 marble

麻とコットンの絶妙なバランスで織られた半幅帯。糸と色が織り成す表情が豊かな上に、糸の存在感も強いので、無地の着物に合わせても寂しくならず、コーディネートに奥行きが生まれる。また、柄が大胆なゆかたや着物には、無地感覚で合わせやすく、どんなスタイルも受け止めてくれる。

板締め絞りがすっきり涼しげ

●「つゆくさ」板締め絞り日傘

紫外線だけでなく熱中症対策にもなる日傘は、
厳しい暑さが長く続く日本の夏の、もはや必需品。
この夏に選ぶなら、綿紅梅に板締め絞りをほどこした、
すっきり涼しげな1本はいかがだろうか。
白地に藍色の格子柄は、ゆかたや夏着物、洋装にとスタイルを選ばない。

日々の暮らしに彩りを添える注染のうちわ

●「日永うちわ」伊勢うちわ(中)

三重県指定伝統工芸品に選ばれている「日永うちわ」。1本の細く丸い竹を、柄(え)を残して最高64本にまで割いてつくる「丸柄」が特徴で、竹が弓のようにしなって風がやわらかくなびく。うちわは、暑い夏に涼をとるだけでなく、早く熱をとりたいお弁当や酢飯、ゆでた青菜をあおぐときや、煙をはらうときなど、暮らしの道具としても優秀。伊勢木綿の生地に注染をほどこした手仕事の美しいうちわなら、日々の生活に彩りを添えてくれる。